突然ですが、「あなたはこのクリスマスイブを、だれと過ごしますか?」
昨今、一人で過ごすクリスマスを「クリぼっち」と呼びます。12月24日は平日です。まだ授業が続く大学もあります。職場も通常勤務です。12月24日と言っても、だれかとゆっくり時間を過ごすことは、現実的に難しいようです。ある統計では、日本人の実に65%が、クリスマスを一人で過ごすと回答しています。
聖霊によって妊娠したマリア。妊娠の知らせを聞いたヨセフは当惑します。いろいろ考えた末、ヨセフはマリアと別れる決心をします。最初のクリスマスも「クリぼっち」になる危機があったのです。
しかしある夜、ヨセフの夢に天使が現れます。
「ダビデの子ヨセフよ。恐れずにマリアをあなたの妻として迎えなさい。その胎に宿っている子は聖霊によるのです。」(マタイ1:20)
二股でも、浮気でもではない…。神の特別な力で、性行為によらずに、妊娠したことがわかります。早速、ヨセフは、生まれてくる赤ちゃんの父親になることを決心します。二人はめでたく結婚したのです。
ベツレヘムでのお産。新米パパ・ママによる育児。生まれて8日目の宮参り。暗殺を逃れてのエジプトでの難民生活。故郷のナザレ村での子育て。経済的には決して豊かとは言えない家庭でした。しかし神をいつも中心にいた、温かい家庭環境がありました。
聖書を読むと、ヨセフが登場する記事はわずか3章です。しかしイエスの成長には、父親の存在は欠かせません。私もヨセフのような夫になりたいと願っています。また女性の皆さんには、ヨセフのような成熟した男性と出会ってほしいと思います。
今年のクリスマス。たとえ「クリぼっち」であっても、問題ありません。
「見よ。処女がみごもっている。そして男の子を産む。その名はインマヌエルと呼ばれる。」それは、訳すと「神が私たちとともにおられる」という意味である。(マタイ1:23)
あなたがまず「インマヌエル」の神、「あなたとともにいる」と約束するイエスに出会うクリスマスになるように、心からお祈りします。
イエスに関してはこちらの動画をご覧ください。