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Dresden Stollen with two advent candles

クリスマスを待ち望むアドベントの第2週を迎えています。この数年、日本各地のベーカリーでもこの季節、ドイツの伝統のシュトーレンが人気です。

洋酒に漬けたドライフルーツ、ナッツ、スパイスを、バターをたっぷり練り込んだ生地で焼き上げたパンが、シュトーレンです。日本では抹茶風味、栗入りと和風のものも好評です。焼き上がったシュトーレンに、粉砂糖をたっぷりとまぶします。その姿が布にくるまった赤ちゃん、イエスに似ていることから、この季節に食べるとも言われています。

粉砂糖をたっぷりとまぶしたシュトーレン
焼き上がったシュトーレンに、粉砂糖をたっぷりとまぶします。その姿が布にくるまった赤ちゃん、イエスに似ていること

本場ドイツではアドベントの期間中、シュトーレンを毎日少しずつ切って、家族で食べていくそうです。シュトーレンは救い主の降誕を待ち望む、ドイツの伝統です。

救い主の誕生を待ち望んでいたのはイエスの母、マリアも同じです。マリアはイスラエルの片田舎ガリラヤの寒村ナザレの出身でした。そのマリアに天使ガブリエルが遣わされます。

「恐れることはありません。マリア。…あなたは身ごもって、男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。」(ルカ1:30,31)

マリアはとまどいます。彼女は婚約中でしたが、まだ処女だったからです。

「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。…神にとって不可能なことはありません。」(ルカ1:35,37)

多くの困難、誤解、乗り越えるべき課題がありました。しかしマリアは、天使のこの語りかけを素直に受け入れたのです。「…どうぞ、あなたのおことばどおりに、この身になりますように。」(ルカ1:38)

マリアは、聖書が語る救い主到来の預言を、待ち望んでいました。未婚のマリアの妊娠に、人々からの好奇と不信の目が向けられました。心ない誹謗中傷もあったでしょう。しかしそれでも、マリアはお腹の救い主の誕生を待ち望んだのです。

クリスマスに向けて、少しずつ味わうシュトーレン。まさに救い主の降誕を待ち望むひとときです。皆さんの心にも、このクリスマスに救い主イエスが訪れてくださるようにお祈りします。すばらしいクリスマスをお迎えください。

クリスマスを期待している大学生のあなたへ

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11月

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原 康平

原 康平

全国SIチームリーダー