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放蕩息子の話
さて、取税人たちや罪人たちがみな、話を聞こうとしてイエスの近くにやって来た。 すると、パリサイ人たち、律法学者たちが、「この人は罪人たちを受け入れて、一緒に食事をしている」と文句を言った。そこでイエスは、彼らにこのようなたとえを話された。
ルカによる福音書15章1−3節
この入門講座は6課までありますが、全体を通してある一つの聖書の中のストーリーがテーマになっています。
今回の学びでは、そのストーリーの全体像を見ていきます。そして毎回の学びでは、そのストーリーのポイントごとに詳しく見ていくという構成をとっています。
聖書箇所:ルカの福音書15章
SHARE:「聖書を読む」ことに関してどんなイメージを持っていますか?クリスチャンにとって聖書はどんな役割を果たしていると思いますか?
キリスト教の大事なポイント
聖書は守らなければならない道徳や倫理の教えが書いてある本ではありません。あれをしなさい、こういう人間になりなさい、こんなことをしてはいけないよ、というルールがメインのポイントではありません。
むしろ、どうがんばっても、あがいても「良い人間」になることのできない全ての人に向けて、その解決策を提示しているのが聖書です。聖書を通して神を知り、自分を知っていきます。
これから聖書のストーリーを読んで行きますが、想像力を働かせながら登場人物の心情やキャラクターについて思いを馳せて、人物たちのやりとりに注目してみてください。
ストーリーに出てくる人物たちは全く別世界の人ではなく、私たちと同じ人間です。
QUESTIONS:
- ルカ 15:1-3: 話し手、聞き手は誰ですか?彼らはどんな人たちでしょうか?
- ルカ 15:11-32: 登場人物は誰ですか?
- 一人一人はどんなキャラクターですか?
- このストーリーのポイント(伝えたいこと)は何だと思いますか?この例え話の聞き手と登場人物との関連性がヒントです。
- 自分はどんな点でこのストーリーに共感しますか?または共感するのが難しいですか?